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糸への想いと糸の品質について

糸への想い

nijiyarnの糸にはいまここにしかない糸や一般に市販されることのないレアな糸もあります。また、アパレルのサンプル糸や使われなくなった余り糸も多く使われています。まさに一期一会の糸との出会い。こんなにかわいくて、品質の良いものが倉庫で眠ったままだったり破棄されてしまうなんて

品質の良い糸を無駄にする事なく沢山の方々に知っていただき、それがまた何かに変身して誰かの笑顔になればステキだなと考えています。

糸の種類と品質

● コットン

コットンと綿と木綿は何が違う??コットンを、冬に使いたい理由とは??
コットンと綿と木綿はずばり同じです!
コットンとは木綿植物の種子につくわたげを紡いで作るのです。

コットンは様々な繊維の中でも肌触りの良さが優れていて、柔らかく適度な弾力もあります。
コットンの繊維はチクチクせず肌を刺激しない為アレルギー体質や敏感肌の方にも使いやすいです。
コットンは洗濯しても繊維が傷みにくいのも嬉しい特徴です。

また、通気性がよくさらさら&吸湿性がある為汗や嫌な臭いを抑えると言うなんと優秀な繊維なんでしょう♪
しかも‼︎通コットンは電気抵抗が他の繊維より少なく水分の吸収が良い為、冬の大敵バチバチ静電気が発生しにくいのです‼︎
太文字だらけ♡嬉しいですね♡

シーアイランドコットンは手に取ったときに驚く程の手触り

コットンの中でも繊維が長いものは良質とされ、有名なものだとカリブ海で育ったシーアイランドコットンなどがあります。
シーアイランドコットンは王室に献上されるほどで、カリブ海でのみ育つ品種なのです。

シーアイランドコットンはどんなコットンよりふっくらやわやかく、カシミヤのような肌触りととてもコットンと思えないような絹のような光沢があります♪

少しだけですがシーアイランドコットンもあります。

静電気が起こりにくいコットンの手編みぼうしは、お子さんにオススメです♡

● ウール

ウールとは牧場や動物園にいる羊の毛です。

ウールがいいのか、編み物初心者の方は毛糸選びからどうしたらいいか、わからないし迷ってしまう

「ナイロン」「アクリル」「毛」「モヘア」「ウール」など、様々な商品があって何の毛糸を選んでいいかわからない方も多いと思います。迷われたらまず、オススメしたいのが天然繊維の「ウール」。編むときや肌につけたとき、自然繊維の優しさがあります。
何を編むかにもよりますが、肌につけるものなら品質の良いウールがおすすめです。

ウールのなかでもメリノ種からとれるメリノウールはふわふわで埋もれたくなるような最高の品質です。私も子どもたちのマフラーは迷わずメリノウールを選びます。
見かけたら手にしていただきたい毛糸が
タスマニアウール‼︎
タスマニアウールとはオーストラリアのタスマニア島で飼育されたメリノ種の毛で細くて柔らかく、オーストラリアの産毛量のなんと3%と希少なもので世界最高の価格が付けられています。ハイブランドの服地などに使われることが多く、身近なブランドだとUNIQLOの中でも1万円もする高額な物に使われています。

ウールのメリットを紹介します♡ ウールは天然繊維の王様!?

ウールは身近にいます。
実は年中お世話になっているスーツや制服などにも使われています。
なぜあのもこもこ羊ちゃんの毛”ウール”が夏の衣服にも使われているかと言うと

冬暖かく夏涼しい
湿気を吸収し、放湿する
しわになりにくい
燃えにくい

などいい事が満載なのです。
そのため
ウールは天然繊維の王様
ウールはバランスのとれた天然繊維の優等生
などと表現される事があります。

タスマニアウールやメリノウールのような品質の良いウールは「スーパーファインウール」と表示される事もあります。
細い糸は染めてから引き揃えて編みやすい太さにします。

手染め糸は基本的に1点モノです。同じようにイメージして染める事はできますが、全く同じ仕上がりは難しい、一期一会なのです。

● 麻紐

麻は人類が最初に衣類に使った繊維と言われています。

麻と一言で言われる事が多いですが実は
とは20種類もの繊維の総称なのです。

麻紐は黄麻(コウマ)ジュートと言う植物から出来ているものが多いのですが、指定外繊維と表示される事もあります。

手芸メーカーの麻紐や100均などにある麻紐も成分が表示されているのものや表示されていないものそれぞれです。

色んな麻紐の成分を見てみるのも楽しいですね。

麻紐の特徴やいいところ

ステンレスやスチールの繊維にも負けない強力な繊維には耐久性がある。
通気性、吸収性に優れ熱にも強い。
短期間に再生産出来るので安価。

製品になったものでも焼却し、また土に還ったり肥料にもなるエコな素材。

また、光合成が盛んな植物で二酸化炭素の吸収力が高い為、温暖化を制御する働きもある。

なんだか、とってもエコでステキな素材だと思います。好きです。

● 擬麻(ギマ)

擬麻とは、繊維(糸)や織物(布や生地)を
麻に似た風合いに擬麻加工したものです。

夏の服地やシャツ地などに使われる事もおおいです。

特徴は
麻に似せてかたくて乾いた風合いでサラサラして肌触りが良い気持ち良い素材です。

ただ、擬麻加工している素材なので、洗濯するたびに加工が少しづつ削れ、次第に柔らかくなります。

ギマで何作ろうかなぁ
使ってみたいなぁとお考えの方は、
ギマの特徴から擬麻加工の風合いを長く楽しむためには洗濯を頻繁にしないでいいバッグなどを作られるのがオススメです。

平織りで薄手、硬い風合いと光沢かるく透け感があるオーガンジーも擬麻加工されたものなのです。

それにしても、わざわざ加工してまで麻に似せるなんて、
麻ってとっても愛されてますね。

● おまけ キッドモヘアとモヘアの違い

チクチクイメージの毛糸がなんとふわふわな毛糸だった♡秋冬の編み物におすすめのキッドモヘア!
キッドモヘアってふわふわでサラサラでとーーっても最高級な毛糸なのです。おまけに頑丈‼︎肌に直接つけるものマフラーやセーターなどにおすすめ‼︎
もちろんプレゼントなんかには最適です。

モヘアとはアンゴラヤギから刈り取った毛で、
キッドモヘアとはアンゴラヤギの生後1年未満のコヤギから刈り取った毛で、モヘアの収穫量の1/6程度しかなくとーーっても希少なのです。

モヘアの太さは年齢と共に太くなり、大人のアンゴラヤギの毛をアダルトモヘアと呼んだりもします。

生後1年未満のアンゴラコヤギから取れる毛キッドモヘアは非常に柔からく、カシミヤの柔からさとモヘアの強さがあり、ハイブランドが好んで使用しています。大人のアンゴラヤギから取れるモヘアは太く強いのでカーペットやコートなどに使用されます。

高級なスーツなどには必ずと言っていいほど”キッドモヘア”が使われています。

タスマニアウール

もそうだったように、キッドモヘアの特徴も素晴らしいのです。

キッドモヘアの知っておきたい特徴

カシミヤのようなソフトな繊維
外気温を伝導しない断熱性で冬はホカホカ
放湿性に優れているため夏は涼しい
織り機や編み機をすり減らすほど繊維が強い

余談ですが、アンゴラヤギやアンゴラウサギのアンゴラは地名からつけられた名前です。
トルコ中央部のアナトリア高原にある今のAnkara(アンカラ)地方のことです。

キッドモヘアは世界の天然繊維生産量(動物から刈り取った毛ウール、カシミヤ、モヘア、アンゴラなど)の中でも0.05%ととても希少性が高いです。

ほんの数%の使用で「モヘア混」を売りにした商品も沢山あります。
手芸屋さんなどで見かけるキッドモヘアの混合率が高い毛糸は大体が25g700円以上するものが多いです。

名前だけなんとなく知って使うよりも、
どんないいもので希少なものか知って使う方が楽しいですよね。
nijiyarnのキッドモヘアを是非ともお試しください♪